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東医宝鑑アカデミー日本校様との共同開催セミナーを行いました(名古屋)
- 一般社団法人ハンバンスタイル協会事務局
- 2015年9月14日
- 読了時間: 2分

昨年、東京で開催され大好評だった「東医宝鑑アカデミー」が、
今年は名古屋で、一般社団法人ハンバンスタイル協会との共同開催です。
『ドラマ「チャングムの誓い」や「ホ・ジュン」に出てくる韓方()って何?』をテーマに釜山大学専門大学院教授の李尚宰(イ・サンジェ)先生の約90分のセミナー。
1600年代に書かれた韓国式漢方・ハンバン(韓方)の基礎となる『東医宝鑑』は、書物としては初めて世界記録遺産として登録されています。日本では徳川吉宗がとても大好きだったという逸話が残っている医学書でもあり、名古屋市の徳川美術館に隣接する尾張徳川家所蔵の蓬左文庫にも保管されています。
セミナーの中でも東医宝鑑の内容からの引用もありました。
ハンバン(韓)とは、心を大事にし、養生、修養を強調したものです。また手に入りやすい薬草を用いた簡単な治療法を伝えています。日本では、梅干しや梅酒ぐらいにしか梅を使いませんが、韓国ではお茶として飲用し料理に使うなど日常的に使用します。薬草を普段の食生活にもよく利用します。
日本や中国のお茶は、「茶葉」を使いますが、韓国では薬茶であり、梅やみかんを使うなど145種類のお茶があったそうです。
韓国で、ハンバン(韓方)が浸透しているのは、民衆が使いやすい医学へと変化していったからです。
民衆の韓医学に対する渇望が、韓医師制度を後押しし、1951年から国の認定医師として韓医師制度が始まりました。
70名近い多くの方のご参加ありがとうございました。
次回は、サマースクールの企画などを考えています。 またのご参加をお待ちしています。
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